豊洲みみはなのどクリニック | 東京都江東区豊洲の耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科

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舌下免疫療法

舌下免疫療法について

1)舌下免疫療法とは

舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)は、スギ花粉やダニによるアレルギー性鼻炎の治療方法のひとつです。

アレルギー性鼻炎とは、体の免疫(めんえき:病気や異物から体を守るしくみ)が、本来は害のない花粉やダニを「敵」とみなして過剰に反応し、鼻水、くしゃみ、鼻づまりなどを起こす病気です。

舌下免疫療法は、アレルギー性鼻炎の原因となるアレルゲン(スギ花粉やダニなど)を少量ずつ舌の下から体に取り入れ、体を慣れさせていくことで、症状を軽くしたり、長期的にアレルギー性鼻炎自体を改善したりすることを目指す治療です。

2)治療ができる方

  • 5歳以上(薬を舌下に保持すること・毎日服用を続けることが可能か等で医師が総合的に適応を判断いたします。)の方、65歳未満の方
  • スギ花粉またはダニが原因のアレルギー性鼻炎があり、アレルギー検査で陽性を確認できている方
    (当院で検査が可能です。最短で当日結果がわかります→詳細はこちら
  • 1日1回の服用を毎日続けることができる方
  • 定期的な通院が可能な方

3)治療ができない方

  • 舌下免疫療法の薬剤でアナフィラキシーを起こしたことのある方
  • 重症の気管支喘息がある方
  • 悪性腫瘍や、自己免疫疾患、免疫不全など免疫系に影響のある疾患のある方(慎重投与)
  • 抜歯後など口腔内に傷や炎症のある方(慎重投与)
  • 全身ステロイド薬を服用中の方(慎重投与)
  • β遮断薬を服用中の方(慎重投与)
  • 重症の心疾患、肺疾患及び高血圧症のある方(慎重投与)
  • パーキンソン病やうつ病を治療中の方(慎重投与)

4)治療の流れ

毎日自宅で薬を内服します(舌の下に薬を入れて数分保持します)。

治療の注意点:
  • 治療は数年単位(3~5年程度)で続ける必要があります。
  • 症状が完全になくなる人もいれば、症状が軽くなる程度の人もいます。
  • 副作用として、口の中のかゆみや腫れなどが出ることがありますが、多くは軽度です。

5)治療の開始時期

スギ花粉症に対する舌下免疫療法は、花粉が飛んでいない6月~11月に開始します。
初回治療用の薬剤供給が少ないため、花粉シーズンの終わった6月からになることが多くなります。
その場合は5月中に受診していただき、開始準備をする必要があります。
ダニアレルギーは通年で治療開始可能ですが、症状が強くない時期をお勧めします。
スギ花粉症を合併している場合、症状が強く出る可能性があるためスギ花粉の飛散時期を避けて6~12月に開始します。
舌下免疫療法の併用を希望される場合、副作用出現頻度の観点からスギ花粉症から開始します。
副作用が出ないことを確認し、2−3ヶ月あけてダニアレルギーの舌下免疫療法を開始します。

6)すでに治療を受けている方

すでに他院で舌下免疫療法を始めている方も、当院で「継続治療」が可能です。
転院を希望される方は、これまでの治療情報(処方内容など)をお持ちください。

まとめ

舌下免疫療法は、時間がかかりますがアレルギー性鼻炎を根本的に改善できる可能性のある治療です。
つらい症状にお悩みの方は是非お気軽に医師にご相談ください。