突発性難聴は、ある日突然、片方の耳が聞こえなくなる病気です。通常は片側性(一方の耳のみ)で、反対側の耳は正常です。
はっきりとした原因はまだわかっていませんが、次のような要因が関係していると考えられています。
耳が聞こえにくくなるだけでなく、耳鳴りや耳の詰まった感じ(耳閉感)、めまいを伴うこともあります。
診断は、突然発症する感音難聴(耳の奥の神経の障害による難聴)を確認することで行います。
次のような検査を行います。
診断は「突然の発症+片側の感音難聴+原因が特定できないこと」が基本となります。
突発性難聴は、発症から治療開始までの時間が非常に重要です。できるだけ早く、発症から1週間以内に治療を始めることが望ましく、どんなに遅くとも2週間以内には治療を開始する必要があります。
次のような場合は、入院での集中的な治療が望ましいとされています。
当院では外来での初期治療を行いますが、重症例や合併症のある方は入院治療が可能な医療機関へご紹介いたします。
突発性難聴の経過はさまざまですが、次のような結果が報告されています。
また、発症時の重症度(聴力低下の程度)が予後に大きく関係するといわれています。
早期に治療を始めることで改善の可能性が高まりますが、発症から2週間以上経過すると聴力の回復が難しくなる傾向があります。
再発は少ないものの、ストレスや疲労、生活習慣の乱れが再発の誘因となることがあります。