豊洲みみはなのどクリニック | 東京都江東区豊洲の耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科

〒135-0061 東京都江東区豊洲二丁目1番9号
豊洲セイルパークビル 2階
03-5859-5133

外耳炎

外耳炎

1)外耳炎とは?

外耳炎(がいじえん)とは、耳の穴から鼓膜までの「外耳道」に炎症が起こる病気です。多くは細菌や真菌(カビ)が原因で起こります。

2)外耳炎の種類と症状

急性外耳炎
  • 原因
    耳掃除のしすぎや、遊泳で水が入ることで細菌感染が起こります。
  • 症状
    耳のかゆみ、痛み、耳の腫れ、耳だれ、聞こえにくさ。
  • 治療
    抗菌薬やステロイドの点耳薬を使います。必要に応じて耳の清掃を行います。
    糖尿病や免疫低下状態にある方は、重症化して膿瘍を形成したり感染が拡大したりすることもあるため、内服の抗菌薬を使用することもあります。
外耳道真菌症(がいじどうしんきんしょう)
  • 原因
    耳かきのしすぎや、外耳炎・慢性中耳炎に対して抗菌薬やステロイド薬を長期的に使用していることが原因となることがあります。
  • 症状
    強いかゆみ、耳の違和感、耳だれ(白っぽい・黒っぽいカビのかたまりが出ることがあります)。
  • 治療
    耳の中を丁寧に清掃し、抗真菌薬の点耳薬を使用します。
    → 再発を防ぐためには、通院して耳の清掃を繰り返し行うことが重要です。
慢性外耳炎
  • 原因
    • 急性外耳炎が治りきらずに炎症が長く続いた場合
    • 耳かきの習慣や耳掃除のしすぎで外耳道の皮膚が傷ついている場合
    • アトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚疾患に伴う場合
    • 真菌(カビ)の感染が繰り返し起こる場合
    • 補聴器やイヤホンの長期使用による機械的刺激
    • 糖尿病や腎不全などの全身疾患が背景にある場合
  • 症状
    耳のかゆみ、耳だれ、耳の皮膚がただれるといった症状が長期間にわたり続きます。
  • 治療
    耳の清掃、抗菌薬やステロイドの点耳薬を使用します。皮膚の基礎疾患や全身疾患がある場合は、その治療もあわせて行う必要があります。

3)外耳炎が長引いたときの注意点

外耳炎が長期にわたり続く場合、まれに外耳癌(がいじがん:外耳道にできる悪性腫瘍)が隠れていることもあります。外耳癌は非常に稀な病気ですが、耳の痛みや耳だれが長く続くときには注意が必要です。

4)外耳炎を防ぐために

耳掃除のしすぎに注意:耳垢(みみあか)は本来、耳の外へ自然に排出されるしくみがあります。
適度に耳垢がある方が外耳道を保護し、感染を防ぐ環境になります。
綿棒や耳かきは外耳道を傷つけやすいため極力使用せず、耳の入り口を小指とティッシュで軽く拭う程度で十分です。
耳の奥の掃除はご自身で行わず、必要に応じて耳鼻咽喉科で専門的に清掃を受けることをおすすめします。

まとめ

外耳炎は多くが細菌や真菌による炎症で、適切に治療すれば改善します。しかし、外耳道真菌症は再発しやすく、通院での清掃が必要です。また、糖尿病や免疫力が低下している方では重症化することもあるため、早めの受診が重要です。耳の症状が長引く場合は自己判断せず、耳鼻咽喉科でしっかり診察を受けましょう。